※ブログ更新※仮想性の時代のソーシャルキャピタルの役割とは?『人と人の「つながり」に投資する企業』を読んで(その3)

 

 こんにちは、髙橋です。

 

 月曜と火曜のブログのつづきです。

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 →※ブログ更新※仮想性の時代のソーシャルキャピタルの役割とは?『人と人の「つながり」に投資する企業』を読んで(その1)

 →※ブログ更新※仮想性の時代のソーシャルキャピタルの役割とは?『人と人の「つながり」に投資する企業』を読んで(その2)

 『人と人の「つながり」に投資する企業』という本を読んで、「現下のリモートワーク環境でいかに同僚や会社のメンバーと協働するのか」ということにも関わる話が取り扱われていたので、取り上げたいと思いました。

 本書を参考にしながら、「仮想性の時代のソーシャルキャピタルの役割とは何か?」ということを考えてみたいと思いました。

 今日も、この本の内容を参考にしながら、考えてみたいと思います。

 

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 そもそも、「ソーシャルキャピタル」とは、

 「ソーシャルキャピタルは、人々のあいだの積極的なつながりの蓄積によって構成される。すなわち、社交ネットワークやコミュニティを結びつけ、協力行動を可能にするような信頼、相互理解、共通の価値観、行動である」

 というものでした。

 ソーシャルキャピタルは、組織や社会から隔離された状態で個人に内在的に存在するものではなく、人と人との「つながり」の間に存在するものでした。

 また、信頼やコミュニケーションが積み重なることで資本(キャピタル)としての価値を発揮するものとなる、ということです。

 

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 また、ソーシャルキャピタルはそれが積み重なる様子をはっきりと把握することが難しいもので、金融資産のような資産(資本)とは大きく違います。

 ソーシャルキャピタルは、きわめて自然的に、別の言い方をすれば、非公然的に積み重なるものです。

 そして、生産的な活動のプロセスを複数の人間が協力して行うなかで、蓄積されていきます。

 逆に言うと、われわれが普段何気なく他者と協力したり、助け合いながら行っている仕事や活動は、同時にソーシャルキャピタルを蓄積しているはずです。

 

 ここにおいて、ソーシャルキャピタルをもっとも簡単に表すのには、「信頼」という言葉がやはり一番わかりやすく、適当なのではないかと思います。

 実際、本書でも次のようなことが述べられています。

 

 ソーシャルキャピタルの基本は信頼である。リレーションシップ、コミュニティ、効力、相互のコミットメントといったソーシャルキャピタルの特徴は、妥当なレベルの信頼がなければ存在しえない。ジョン・ロックは「(信頼によって)個人は物事を自分自身で行える」と書いているが、実は彼が挙げている例はすべて、個人ないしグループが他者とつながりを持つケースである。信頼が完全に欠落していれば、そこにはただ孤立した個人主義しかありえない。メンバー間の信頼をまったく欠いたまま機能している組織というものは想像不可能だ。著者は、信頼はソーシャルキャピタルの必要条件であり、その自然な出発点であると考えている。

 

 では、ソーシャルキャピタルの基本としての「信頼」は、資本(キャピタル)という役割として、どのようなメリットを与えてくれるでしょうか。

 

 例えば、組織の中で信頼関係が築かれていることで、監視や管理にかかるコストが少なくて済むかもしれません。

 また、チームとして協力して仕事をするときに、相互に期待を与えたり、コミットメントを引き出すための働きかけが容易になるかもしれません。

 加えて、他者から信頼されているということは、メンバーに自身や自尊心を与え、「ここにいてもいい」という安心を与えてくれると思われます。

 このような、組織の中で築かれた信頼関係は、組織やその構成員に対するロイヤリティやコミットメントにつながり、協働することでさらに信頼を増していきます。

 

 つまり、われわれは「信頼」を介して、組織内のコミュニケーションや管理のコストを減少させたり、お互いに自信を与えたり、コミットメントを引き出すというメリットを享受することができると言えるでしょう。

 そのような意味で、ソーシャルキャピタルは資本(キャピタル)としてのメリットを持っているということがわかります。

 

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 今日は、「ソーシャルキャピタルの基本は「信頼」である」ということをお話ししました。

 引き続き、『人と人の「つながり」に投資する企業』の内容を紹介しながら、最終的に「仮想性の時代のソーシャルキャピタルの役割とは何か?」ということを考えていきたいと思います。

 本日も読んでいただきありがとうございました。

 ではでは~。

 

 

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 さあ、学ばな。。。

 

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