※ブログ更新※組織文化の3層構造について:&組織文化の認識はどうあるべきか。

 

 こんにちは、髙橋です。

 

 今日は「組織文化」を取り上げます。

 世間的にも、「組織開発」「OD(Organization Development)」といったワードを聞くことが本当に多くなっていると思いますが、

 そのような文脈の中でたびたび登場するのが、「組織文化(Organizational Culture)」という言葉でしょう。

 聞き慣れているし、また自分自身でも普通に使っている「組織文化」という言葉を改めて確認し、

 また、組織文化の本質的な部分をどのように認識するのか、ということを考えてみたいと思います。

 

 そこで以下では、

 エドガー・シャインの唱える「組織文化の3層構造」

 そして、

 その説の中にある「組織文化のレベル③基本的仮定」をどのように認識するか、

 ということについて、書きたいと思います。

 

エドガー・シャインの「組織文化の3層構造」とは?

 

 エドガー・シャインは、組織文化研究の第一人者で組織心理学の分野でもっとも有名な学者のひとりであり、またシャイン自身がコンサルタントでもあります。

 シャインは組織文化を下記のような3層構造であると提唱しています。

 

 レベル①文物(人工物)

 レベル②標榜されている価値観

 レベル③背景に潜む基本的仮定

 

 

 それぞれ見ていきましょう。

 

 

 レベル①文物(人工物)

 レベル①はもっともわかりやすく、観察しやすいもので、例えば会社やお店の制服やオフィスのレイアウトなど。

 あるいは目に見える組織構造などもこのレベル①に含まれます。

 しかし、これらはあくまで組織文化から生まれた表層的な部分に過ぎないので、ここから文化的意味をくみ取ることはできません。

 

 

 

 レベル②標榜されている価値観

 これは、組織の戦略や哲学、会社理念、ビジョンなどのような、組織として公式に表明している価値観です。

 これらの価値観は常に意識下にあることは少ないにしても、それ自体はメンバーたちが共有していることが多いものです。

 そのため、メンバーが自身で認識すること自体は難しいものではありません。

 

 

 

 レベル③背景に潜む基本的仮定

 レベル③はすこし難しいのですが、

 現実や時間、人間性などについて持っている仮定とされます。

 これらを少しわかりやすく説明すると、当の組織の構成員が持っている、無意識的に存在する思考や行動の傾向といったものです。

 もっとかみ砕いて言えば、組織内で共通する考え方のようなものです。

 

 

 以上がシャインによる組織文化の3層構造です。

 

  ▼

 

 ただ、

 一般に、「組織文化」とわれわれが呼んでいるものは、レベル③の部分だと思われます。

 「組織の中で無意識的に存在している考え方や行動の傾向」のようなものをわれわれは「組織文化」と呼ぶことが多いでしょう。

 そして、当然ですがレベル①~③の中で、

 もっとも観察、認識することが難しいのがレベル③であると言われています。

 

 しかし、今では「組織文化」を測定するツールなどがたくさんありますし、

 また外部の人事コンサルに依頼すれば、組織文化を測定してもらえます。

 間違ったところに依頼したりしない限りは、

 科学的確度の高い調査、分析が行われるでしょう。

 そして、「パチパチ、タターン」という感じで、

 良い感じの組織分析結果がレポートされることでしょう。

 

  ▼

 

 では、

 その組織文化の分析結果のみをもって、

 自らの組織の持つ「組織の中で無意識的に存在している考え方や行動の傾向」が認識できたと思えるでしょうか。

 もちろん、そういった分析手段を否定するわけではなく、

 むしろもっと活用されるべきと思っています。

 

 しかし、

 「データをあまりにも信用しすぎて、本来の目的を見失ってはいないか?」

 という疑念が生じます。

 

 組織文化を把握することは、

 「自組織の組織文化を知る」ことが目的なのではなく、

 本来、

 「自組織に変革をもたらすための過程」に過ぎないはずです。

 

 すなわち、

 組織文化を把握すること自体も自組織の組織変革の過程であるということです。

 組織変革や組織開発の過程として組織文化を把握する場合は、

 組織の関係者が自組織の組織文化を自ら認識し、それに納得し、また対話する

 ということが欠かせないでしょう。

 

  ▼

 

 まとめると、

 組織文化の把握のために分析ツールを活用することはあったほうがいいし、重要である一方で、

 

 組織の変革や開発のためには、

 組織の関係者たちが、

 

 ①自ら認識し、

 ②自ら納得し、

 ③自ら対話する

 

 

 ということが不可欠なのではないでしょうか。

 以上は、僕の私見ですが、

 組織開発のあらゆる手法の中で、「対話」というフェーズが欠かせないことを考えると、

 あながち間違いでもないかな、と思います。

 

ということで

 

 今日は、「組織文化」をテーマに書きました。

 今日の昼に本を読んでいて、下記のようなツイートをしたことから、「組織文化」について考えてみました。

 

 

 

今日の名言

 

人生について書きたいなら、まず生きなくてはならない。

In order to write about life, first you must live it!

 

― ヘミングウェイ ―

 

 

 

「大人の学び」7つの行動  

中原淳『働く大人のための「学び」の教科書』

 行動タフな仕事から学ぶ

 行動本を1トン読む

 行動人から教えられて学ぶ

 行動越境する

 行動フィードバック

 行動場をつくる

 行動教えてみる

 

 

 さあ、学ばな。。。

 

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