※ブログ更新※【行動②本を1トン読む】『歴史入門』その他20200128

 

 こんにちは、髙橋です。

 

 今日は【本を1トン読む】です。

 

 今回も読んだ本の重量を追加したいと思います。

 ちなみに、(2019年1月1日~)前回の投稿までの総重量は、53,995gでした。

 

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フェルナン・ブローデル著『歴史入門』中公文庫・・・111g

 

 読んでいるときに面白いと思ったところを事前にTweetしていておいたので、

 それをもとに感想を書いていきます。

 

S T A R T

 

 はじめに、

 本書の著者であるフェルナン・ブローデル(Fernand Braudel、1902年8月24日 – 1985年11月27日)はフランスの歴史学者です。

 特に、経済状態や地理的条件が世界史において果たす役割に注目し、20世紀の歴史学に大変革を起こした、と言われています。(Wikipedia参照)

「ブローデル」の画像検索結果"

 

 歴史の本というと、ことさら特定の国や特定の人物がフォーカスされるイメージがあります。

 しかし、ブローデルの歴史学は個別の人物や事象というよりも、物質的、物理的な情報をもとに論じられているという特徴があります。

 本書『歴史入門』にも、「物質生活」というワードが度々出てきました。

 ブローデルが注目するのは当時歴史的な偉業をなした人物ではなく、大多数を占める庶民であり、またその人々の生活のあり方であり、その物質的、地理的条件です。

 個別の人物や事件を羅列する教科書的な歴史とは一線を画すブローデルの歴史への視点が非常に面白く、またその文章表現も楽しめます。

 

 

 この一節はブローデルの歴史学を端的に表していると思います。

 ブローデルは歴史を「短波」「中波」「長波」の三層構造で理解することを提唱しています。

 「短波」とは個人や出来事であり、「中波」とは「短波」よりもゆっくりと変動していく国家や戦争などの社会的な動きです。

 そして、「長波」とは「中波」よりもさらにゆっくり、そして深い部分で存在する自然的環境や地理的条件といった要因です。

 ブローデルは、これら「短波」「中波」「長波」の三層構造から歴史が成り立っていると理解しています。

 この歴史の重層性の発見というものがブローデルの貢献であるとされています。

 

  ▼

 

 

 この一節も上で述べたブローデルの歴史学の重層性を感じます。

 歴史の「短波」は常に生じており、毎秒新たな波が層となって沈殿していきます。

 その層ひとつひとつが重なって「中波」という次なる層の一部を形成していて、その中波も常に沈殿して層が重なり、「長波」へとつながっていきます。

 この「短波」、「中波」、「長波」は相互作用的な関係にあると思います。

 個別的事象である「短波」が、とてつもなく長期的には「長波」のあり方に影響を与えている一方で、

 「長波」は「短波」を構造的に規定しているのではないでしょうか。

 

  ▼

 

 

 この『歴史入門』という本では、「資本主義」というものもよく論じられているんだけど、この「資本主義」へのアプローチがウェーバーと意図的に比較したようなかたちで提示されているように感じました。(明確にそういう言及はないが…)

 図式的に見れば、

 ウェーバーは資本主義を上から来たものである「神」の影響を取り上げ、

 逆に、

 ブローデルは資本主義を下から来るものである「物質」の影響を評価している。

 ウェーバーと言えば『プロテスタンティズムと資本主義の精神』が有名であるが、この本でウェーバーが展開しているのは、神を信仰する人々の精神性が資本主義をより拡大させる要因となったということである。

 一方で、

 ブローデルは人々の物質生活が拡大し、豊かになっていったことが資本主義の拡大につながっていると解釈している

 と、僕は感じました。

 このポイントがすごく対極的な感じがあって面白かったです。

 (僕の勝手なヨミ、解釈が含まれていると思っているので、あまり正確ではないかもしれませんが、、、)

 

  ▼

 

 文章自体が(もちろん硬い表現だが)すごく面白いと思っていただける本だと思っているので、おすすめです。

 本当に、1時間あれば読み終わると思います。

 全然知らない事柄も沢山出てきますが、わからんところは飛ばしてOKです!

 

 ブローデルは知っていたが、彼の著作は読んだことがなかったので、文庫ということでまずは手軽なモノを読んでみたいと思って手にしました。

 ただ、ブローデルといえば彼の主著『地中海』が有名なので、いつか読みたいと思っています。(長いし、高い本です。。。)

 

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その他

見城徹著『読書という荒野』幻冬舎・・・240g

 

ということで

 

 前回までの総重量53,995gに、今回の111gと240gを加算します。

 ということで、(2019年1月1日~)現在までの総重量は54,346gになりました。

 

今日の名言

 

有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである。

 

― ヴォルテール ―

 

 

 

「大人の学び」7つの行動  

中原淳『働く大人のための「学び」の教科書』

 行動タフな仕事から学ぶ

 行動本を1トン読む

 行動人から教えられて学ぶ

 行動越境する

 行動フィードバック

 行動場をつくる

 行動教えてみる

 

 

 ああ、学ばな。。。

 

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