※ブログ更新※【行動②本を1トン読む】20191028

 

こんにちは、髙橋です。

 

今日は【行動本を1トン読む】企画です。

今回も読んだ本の重量を追加したいと思います。

ちなみに、(2019年1月1日~)前回の投稿までの総重量は、49,367gでした。

 

金子勝著『平成経済 衰退の本質』岩波新書・・・152g

 

本書は、平成の最後、今年の4月19日に出版された本で、

『平成経済 衰退の本質』というタイトル通り、平成の約30年を経済の視点から振り返り、単刀直入に言えばそのダメダメっぷりをバッサリしています。

正直私は、経済についての話に終始するタイプの書籍を読むことがあまり多くありません。

 

というのも、

表やグラフが多用されるものを読むのが苦手だったりするのと、

同じ事象でも論者の立場によって180度真逆の捉え方をしていることがあるので、

内容を簡単にうけとめる難しさがある気がして少し避けがちなジャンルです。

 

本書を読んだのは、というか買ったのは実は注文間違いからです。

ネットで注文するときに間違って注文してしまったようで、届いてから気づきました。

ただ、そういった偶然からの出会いも悪くないと思い、返品などはせず読んでみました。

予想通り、内容的には少し苦手なタイプの本でしたが、初めて知った面白い情報もありました。

 

 ▼

 

本書は、バブル崩壊に始まったいわゆる「失われた20年」における経済政策のみならず、アベノミクスについてもかなり批判的です。

 

かつて「昭和」の時代にホームドラマで描かれた核家族は主流ではなくなった。家族も多様化したのである。安倍政権は「一億総活躍」をスローガンのひとつに掲げたが、総務省統計局によれば、2017年7月時点の65歳以上の高齢者人口は3501万人になり、総人口に占める割合は28%を占めるようになった。(中略)17年7~9月における非正規労働者は2050万人もいる。(中略)障がい者は全体で約936万人いると推計され、そのうち雇用されているのは49.6万人に過ぎない。(中略)高齢者、非正規雇用、障がい者などを単純に合計すると、一億人の半分以上になる。「一億総活躍」と唱えたところで、これらの人々は働けないか、働けても社会的に不利な立場に置かれている―それが「平成」における一億人の社会状況なのである。

 

ここで挙げられている数字を確認すると、

高齢者3501万人

非正規労働者2050万人

障がい者936万人

合計すると6487万人となります。

確かに、本書が指摘しているように総人口の約半数以上が高齢者か非正規か障がい者によって構成されているということがわかります。

 

しかし、

「一億総活躍」というスローガンはそういった様々な立場や境遇にいる方々も活躍することを実現したいという意図を含んでいるスローガンなので、

上のような数字だけで何かスローガン自体が間違っているということにはならないでしょう。

 

重要なのは、

そのような社会状況を踏まえた(反映した)制度や体制を作っているのか(考えているのか)ということが問題なのだと本書では言っています。

 

すなわち、

日本の社会保障制度は、夫サラリーマン、妻専業主婦、子ども二人という「標準世帯」をモデルとして組み立てられている。完全に過去の残像に寄りかかって思考停止に陥っている。いわんや自民党の「日本型福祉社会」論がモデルとする三世帯同居は一貫して減り続けて、完全な少数派となっている。もはや、こうした「日本型福祉社会論」は社会保障制度を破壊する効果しか持たない。

 

例えば、

日本は将来的にいわゆる「ソロ社会」になることが確実です。

2040年には、単身世帯が全体の4割に達すると予測されています。

また、男性は4人に1人が生涯未婚であり、3割の夫婦は離婚する時代になります。

これは、現在の社会保障制度が本来想定してきた社会とはまったく異なる状況でしょう。

本書では、そのような実際の社会の状況や未来予測と連動性があまりにも低い政策、行政、政治のあり方を問題視しています。

 

 ▼

 

私は平成2年生まれなので、がっつり平成世代なのでまさに本書が扱っている衰退する経済を見て過ごしてきた世代です。

しかし、バブル崩壊はもちろんまだ物心つく前ですし、その後の平成大不況もまだ小さいころでしたので、「失われた20年」というのもそれほど実感をもって知っていたわけではありません。

 

本書では、バブル崩壊前後の経緯からその後約30年間の経済及び経済政策の動向、そして現在も続くアベノミクスまで、数字に基づいてつぶさに振り返っています。

現代の経済の状況について、その背景から経緯、そして今後の予想までまるっと知りたいという方におすすめできる本です。

ただ、基本的に日本経済のこれまでと今後について悲観主義的であり、アベノミクスにも相当に批判的な立場をとっているので、その点について問題ない方やそのような議論をひとつの見解として受け取ることができる方にはおすすめできますが、そうでない方については時間とお金の無駄になる可能性がありますので、ご注意ください。

 

・・・

 

前回までの総重量49,367gに、今回の152gを加算します。

ということで、(2019年元日~)現在までの総重量は49,519gになりました。

例によって、下記の行動原則にあてはめてみます。

「大人の学び」7つの行動(中原淳著『働く大人のための「学び」の教科書』

行動 タフアサインメント=タフな仕事から学ぶ

行動 本を1トン読む

行動 人から教えられて学ぶ

行動 越境する

行動 フィードバックをとりに行く

行動 場をつくる

行動 教えてみる

今回はもちろん行動②です。今後も1トンを目指して読んでいきます。

さあ、学ばな。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA