※ブログ更新※【行動②本を1トン読む】20191015

 

こんにちは、髙橋です。

 

今日は【行動本を1トン読む】企画です。

今回も読んだ本の重量を追加したいと思います。

ちなみに、(2019年1月1日~)前回の投稿までの総重量は、48,702gでした。

 

ピーター・L・バーガー著、園田稔訳『聖なる天蓋―神聖世界の社会学』ちくま学芸文庫・・・176g

 

本書の著者、ピーター・バーガーは大変著名なアメリカ人社会学者です。

国籍はアメリカですが、もともとの生まれはオーストリアです。

ナチスから逃れてアメリカへ移住し、その後帰化しています。

ナチスから逃れてアメリカへ来た社会学者というと、ホルクハイマーやアドルノに代表されるフランクフルト学派が思い浮かびますが、ピーター・バーガーはフランクフルト学派には分類されません。

世代が少し違う(後)ということもありますが、社会学的方法論の流派?的な部分で異なっています。

フランクフルト学派がその背景にマルクスやヘーゲルらからの影響があることから思想史的視点から近代を分析し、近代化によって生まれた諸々の問題に目を向ける一方で、ピーター・バーガーはフッサールの現象学を社会学に応用したシュッツの現象学的社会学の流れをくむ社会学者と言われています。

 

「ピーターバーガー」の画像検索結果

(ピーター・L・バーガー)

 

ピーター・バーガーは以前から社会学史に登場するひとりとして知ってはいたものの、著書を読んだことはありませんでした。ですので、今回初めて読んだのがこの『聖なる天蓋』です。

原著のタイトルは‘The Sacred Canopy’で、副題として“EREMENTS OF A SOCIOLOGICAL THEORY OF RELIGION”となっています。

「SOCIOLOGICAL THEORY OF RELIGION」とあるので、この本は宗教社会学に分類されるものといってよいでしょう。

 

とりあえず、読みました。

しかし、わからん。まあ、わからん。

ネットで書評的なものを調べたことをよりどころに簡単に説明すると、この「聖なる天蓋」が=宗教ということのようで、近代化の中で「聖なる天蓋」が失われていった(世俗化していった)、ということのようです。(あれ、なんかさっき違う流派といったフランクフルト学派的な感じが、、、)

しかし、私は正直読んでいてそこまで全体を捉えられませんでした。

宗教社会学系の書籍は、大学生用の教科書的な本や実証研究であれば割とわかりやすいのですが、思想史的な記述や理論的な記述はかなり難解になりやすいイメージがあります。

実証研究的の宗教社会学では、やはりウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』やデュルケームの『自殺論』が超のつく名著であり、かつ読みやすいイメージがあります。

 

そんなわけで、読んでもよくわからんかったわけです。

ですので、あまり今日は書けることがない。

だから、↑につらつらと社会学史的な話をしてきました。

 

ただ、収穫はひとつありました。

それも結構重要な発見。

それは、この著作の中でピーター・バーガーが「社会化」について言及していたことです。そして、その社会化についての記述は私がいま関心を持っている「組織社会化」にも通底している考え方であるということです。

最後にその箇所を引用します。

もちろん、心理学で言えば、社会化は学習過程のひとつである。新しい世代は、文化の意味づけのうちに招じ入れられ、そこで既成の仕事に参与し、その社会構造を構成する役割と身元保証を受け入れるよう学習する。しかしながら、社会化は、学習過程を論じるだけでは適切に把握されない枢要な次元をもつ。個人は客体化された意味を学びとるばかりでなく、それに同一化し、それによって造形される。彼は、自分のなかにそれを引き入れ、彼自身の意味にしていく。彼はこうした意味を所有する者になるだけではなく、それを代表し、それを表現する者になるのである。

これは、何げに結構しびれます。

この文章の内容を組織社会化の文脈で語るとすると、新人は組織から変化させられるだけの存在ではなく、自ら変化を指向する存在である、ということでしょうか。

つまり、社会化は社会や組織側から一方的に客体としての個人へ影響を与えるだけでなく、個人から社会や組織へのベクトルを有した相互作用的な営みであるということが指摘されています。

実は、この解釈は組織社会化研究の80年代から90年代にかけて生じた大きな変化の流れと同じものです。

ピーター・バーガーがこの書籍を著したのは1967年ですので、ある種社会化研究の変遷を予言していたと言えるかもしれません。

非常に面白い。

また前後含めて再読しようと思います。

 

・・・

 

前回までの総重量48,702gに、今回の176gを加算します。

ということで、(2019年元日~)現在までの総重量は48,878gになりました。

例によって、下記の行動原則にあてはめてみます。

「大人の学び」7つの行動(中原淳著『働く大人のための「学び」の教科書』

行動 タフアサインメント=タフな仕事から学ぶ

行動 本を1トン読む

行動 人から教えられて学ぶ

行動 越境する

行動 フィードバックをとりに行く

行動 場をつくる

行動 教えてみる

今回はもちろん行動②です。今後も1トンを目指して読んでいきます。

さあ、学ばな。。。

 

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