※ブログ更新※人材育成施策の入口に潜む罠:「それを言っちゃあ、おしまいよ」な事態に陥っていませんか?

 

こんにちは、髙橋です。

 

昨日はラーニングイノベーション論のセッションで丸の内に行っていました。

(慶應MCCの入っている三菱ビルの真横に新しいアップルストアがOPENしててびっくりしました。OPENしたのは知っていましたが、こんな近くだとは知らなんだ!外から覗いただけですが、面積が広く、天井が高く、開放的な店舗でした。)

 

今回のセッションは、参加者各自が考えた人材育成施策について、ゼミナール形式で参加者同士が相互にフィードバックする回でした。ゼミナールも発表者、司会、板書、タイムキーパーなどみんなで役割分担して運営します。

参加者それぞれが自身が解決したいと思う人材育成課題について、問題の把握、原因の追究、課題解決策について発表します。その後、みんなで良かった点や改善できると思う点、疑問点などをフィードバックし合い、次のゼミナールに向けてブラッシュアップしていくためのヒントを探していきます。

 

一人につき30分、それを5人分やるので結構な負荷がかかります。

時間も10時~17時とたっぷりですが、「1時間=1秒」なので体感7秒でした。

 

結果、

始まる前に中原先生が「終わったことろには脳に汗かきまくりで、ぐったりしますよ」とおっしゃっていたとおりとなりました。

 

自分の発表で他の人から意見をもらうことだけでなく、他の人の発表を聞いて意見を出し合うことからも沢山の気づきが生まれるので、大変に貴重な時間となります。

「フィードバックはごちそう」というやつですね。

 

 ▼

 

昨日のセッションの中で他の受講者の方々がおっしゃっていた言葉で印象的な言葉があります。

 

女性活躍のための施策についての対話の中で、、、

「女性活躍」という言葉に白けちゃう女性も結構いる

「女性活躍」と言わない「女性活躍」

 

最後のセッション振り返りでのグループ対話の中で、、、

意識醸成とか意識変革のような施策は相当ハードルが高い

それを言った瞬間に参加者が抵抗感をもつ

 

上の二つのことばは、本質的には両方同じ問題を指摘しています。

つまり、

人材開発や組織開発の入口に壁や罠があるということです。

具体的に言えば、

「あなたが当事者ですよ」

「あなたに変わってもらいたいんですよ」

と告げているわけです。

 

研修や組織開発プロジェクトの始まり、

その入口で「白け」や「反発」が生まれます。

 

確かに、参加者に当事者意識を持ってもらうことや変化していただくことは大変重要ですし、その施策がよい結果を生むためには必要条件となるでしょう。

しかしながら、それは過程の中で築いていくしかありません。

子どもに対してしつこく「頭良くなれ」と言っても頭脳明晰にはなりません。

むしろ子どもの学習意欲をそいでしまったり、反発を招くことすらあります。

だから、子どもが知的好奇心を抱いたときに積極的に学べる環境を整える、準備する、仕掛けを作っておくのだと思います。

 

人材開発や組織開発でも同じことのように思います。

 

入口で

「あなたが当事者ですよ」

「あなたに変わってもらいたいんですよ」

と言う(あるいは暗に意味する)のは、

「それを言っちゃあ、おしまいよ」な事態になりかねません。

 

だから、

(言うは易く行うは難しとは重々承知のうえ申し上げれば、、、)

「当事者意識を持っていただく」ための、「変化していただく」ための環境や仕組みを作っていくこと

 

とはいえ、実際のケースでは何かしらのタイトルや打ち出し文句が必要な場合も多いですよね。

そう考えると、ここでのネーミングや文句って結構あなどれないテーマだとわかります。(考えるべきことは増えれども減らず、、、)

 

 ▼

 

今日はラーニングイノベーション論での他の受講者の方々からの気づきをもとに、人材開発や組織開発の入口に潜む罠について書きました。

人材開発や組織開発など人材育成に関わっておられる方々は、常に誰かに「変わってくれ」と思い、行動している方々だと思います。

そのようなメッセージは、今回書いたようにその入口で躓きを生む可能性があると同時にまた、言った本人にも帰ってくるブーメランワードでもあります。

「変われ」というメッセージは、投げた分だけ「あんたは変わっているのか?」というメッセージで戻ってきます。

 

そのブーメラン、取るか、避けるか、背中に刺さって倒れるか。

みなさんはどちらがいいですか?

例によって、下記の行動原則にあてはめてみます。

―「大人の学び」7つの行動―(中原淳著『働く大人のための「学び」の教科書』

行動① タフアサインメント=タフな仕事から学ぶ

行動② 本を1トン読む

行動③ 人から教えられて学ぶ

行動④ 越境する

行動⑤ フィードバックをとりに行く

行動⑥ 場をつくる

行動⑦ 教えてみる

今回は行動③です。

ラーニングイノベーション論では、講師からの学びだけでなく、同期の受講者からの学びも多くあります。

私なんかはまだまだで、他の受講者からおみやげをいただいてばかりで申し訳ないなというぐらいです。

他の受講者におみやげを贈れるようにならないとなぁ、、、

だから、学ばな。。。

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