第2回「哲学カフェ」を開催しました!

第2回「哲学カフェ」を開催しました!

 

こんにちは、髙橋です。

 

先日、6月8日に開催された第3回本屋ときがわ町に参加したことをご報告しました。

その際にご報告していなかった第2回「哲学カフェ」について書きたいと思います。

前回の「哲学カフェ」は「愛」をテーマに開催しましたが、今回は「死」をテーマに選びました。

「哲学カフェ」では、なるべく「身近だけど普段正面から考える(話す)ことが少ない何か」をテーマに選びたいと思っており、今回は「死」をテーマにしました。

 

「愛」の次が「死」というのは、なかなか振れ幅が大きく、ふたつは遠い存在と思われるかもしれません。

 

しかし、

たとえば心理学者のフロイトは、エロス(愛=性への衝動)とタナトス(死への衝動)を人間の根源的な欲求と考えました。

エロスは生を持続させようとし、タナトスは生を絶とうとします。つまり、愛と死は「生」という存在の両極端に位置していると解釈することもできるのです。

以上を踏まえると「愛」と「死」が少し近しい存在に感じられませんか?

 

 

「死」をテーマにした今回の「哲学カフェ」ですが、予想以上に沢山の方々に参加いただくことができ、合計8名の方にご参加いただきました。ありがとうございます。

ひとつサプライズがありました!なんと、参加者の1名がわざわざ愛知県からお越しいただいたのです。どうやらその方は全国の「哲学カフェ」に参加し、レポートを作成して公開されている方のようで、今回のために愛知県から日帰りでときがわ町まで足を運んでくださいました。

 

 

そんな嬉しいサプライズもあった今回の「哲学カフェ」、下記の要領で進行させていただきました。

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<進行>

①これまでに死を強く意識した経験を参加者全員で共有
②死についての哲学者の考えを私(高橋)からご紹介
③死にまつわる様々な問いを全員で話し合う
 →例)死とは何か、死をなぜ恐れるのか、死を意識するべきか否か、etc

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以下では、各セクションごとに出た意見や話した内容をまとめます。

 

 

①これまでに死を強く意識した経験を参加者全員で共有

・身内の死に接したときに死を意識した

・死を意識した分、生への意欲が高まった

・死んだ人と全く会う機会のない人との違いがわからない

・常に「死とは何か」を意識して生きてきた

・死が怖くてスピリチュアル系の本を読み漁った

・小さいころに死にそうになった

etc

 

→予想通りではあったのですが、基本的に「身内の死」を死を強く意識した経験として挙げる方が多かった印象です。

→死が怖い(怖かった)という言葉も多く出てきました。

 

 

②死についての哲学者の考えを私(高橋)からご紹介

・古代ギリシアのヘレニズム期の哲学者エピクロス

・エピクロスの快楽主義は、「貪欲に快楽を求める」というイメージとは全く違う

・エピクロスの快楽主義は、アタラクシア(心境の平静)を目指す

・アタラクシア(心境の平静)は、あらゆるわずらわしさによって心が乱されていない状態のこと

・エピクロスの格言—「隠れて生きよ」

・エピクロスによれば「死はなにものでもない」

・死が現に存在するとき我々は存在せず、我々が現に存在するとき死は存在しない

・人間は自ら死を経験することはできない

 

 

③死にまつわる様々な問いを全員で話し合う

→最後は話し合う時間がなかったので、「死とは何か」「死が怖いか」「死はなぜ怖い」などの問いについて各々で自由に考えていただき、共有するだけとなってしまいました。また、問い自体が無理ゲー感たっぷりな問いなので、私も含めてはっきりした答えを持つ人は少なかったようです。

・死者と生者はステージが違う、別世界にいる感じ

・お迎え現象、死ぬ直前に何が見えるのか

・死の直前の痛みなどの怖さが、死の恐怖につながっている?

・死ぬと思っても、人間は結構しぶとい

・死を他の言葉で言い表すのは難しい

・死について考えることは重要かもしれないが、まずは生を充実させることが重要

 

死を意識することで生をより良いものにするというようなポジティブな考えを持たれたかたが多くいらっしゃいました。

 

 

前回同様、私自身とは異なる考えや新たな視点を参加者の方々が与えてくださいました。ありがとうございました!

 

例によって、下記の行動原則にあてはめてみます。

―「大人の学び」7つの行動―(中原淳著『働く大人のための「学び」の教科書』

行動① タフアサインメント=タフな仕事から学ぶ

行動② 本を1トン読む

行動③ 人から教えられて学ぶ

行動④ 越境する

行動⑤ フィードバックをとりに行く

行動⑥ 場をつくる

行動⑦ 教えてみる

今回は行動③、行動④、行動⑥、行動⑦です。

ときがわ町へ越境し、「哲学カフェ」という場をつくり、参加者の皆さまに教えてみたり、教えられて学んだりしました。

よし、学ばな。。。

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